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化粧品向け紫外線カット素材開発　住友大阪セメント

2011年5月19日（木）配信の化粧品ニュース

　住友大阪セメントは１９日、日焼けやシミの原因となるほぼすべての紫外線をカットする化粧品原料を開発したと発表した。アンチエイジング（抗加齢）への関心が高まる中、化粧品原料全体の売上高を現状の５億円から平成２５年までに１０億円に引き上げる計画だ。

　紫外線は、シミや皮膚のたるみなどの原因になるＡ波と日焼けを引き起こすＢ波に分かれている。これまでＢ波のみをカットする原料はあったが、Ａ、Ｂ波の両方をカットできる原料はなく、同社が世界で初めて開発に成功した。これにより、ほぼすべての紫外線をカットすることが可能になり、「日傘をささなくても日焼けしない」（塚本員久常務）という。

　同社は、化粧品以外の用途展開も視野に入れ、自動車用フィルムや保存食向けの食品包装フィルムとしても売り込みを図る考えだ。

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