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日本製の化粧品に大きな試練、放射能問題が中国でも

日本製の化粧品に大きな試練、放射能問題が中国でも

2011年5月19日(木)配信の化粧品ニュース

 東日本大震災から2カ月が経過した。復興問題や放射能問題が生活のいたる側面に影響を及ぼしているが、中国における日本製の化粧品も大きな試練に直面しているという。捜狐が伝えた。

 東日本大震災の発生当初、多くの中国人消費者は粉ミルクや海産物などの輸入食品に関心を向けていたが、時間の経過とともに日本の化粧品にも影響が出始めている。中国の大手デパートの販売責任者は、「地震発生直後、中国の顧客はそれほど敏感ではなかったが、事態の悪化とともに、日本メーカーの化粧品については製造日が3月11日より前かどうかを聞かれるようになった。震災後に製造されたものだと分かると、多くの顧客は購入をとりやめる。普段、日本の化粧品を使用している消費者でも、地震後の製品だと分かると欧米や韓国の化粧品を選択している」と語った。

 実際の店舗でも、ネットショップでも一時期は買い占めが見られるほどだった。あるネットショップは「最近はずっと新商品が入荷せず、在庫があった資生堂のスキンケア商品はすべて売り切れてしまった。今は何もすることがなく、いつまでこの状態が続くかもわからない」と語っている。

 KOSEやFANCLなど、日本の化粧品メーカーは、さまざまな方法で自社製品の安全性をアピールしているが、一部の消費者は日本製の化粧品の安全性に懸念を抱いている。(編集担当:及川源十郎)

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