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製造ではなく調理?!「LUSH」の工場潜入

製造ではなく調理?!「LUSH」の工場潜入

2011年4月26日(火)配信の化粧品ニュース

 「ラッシュの工場は、すごいよ、染原さん」。ある日、ヒラ記者にそうつぶやいてくれたのは、『日経ヘルス』の池田記者。池田記者は、『日経ヘルス』で「美人科学研究所」というコラムを担当。それはそれはいろんな場所に突撃取材をしている、いわば、突撃の師匠です!「美人科学研究所」は少し前に終了してしまったのですが、その意志はヒラ記者が継ぎます!!と池田記者に誓いました。ちなみに、池田記者は「どの意志か分からないけど、よろしくね」とだけ言ってました。

 師匠に言われたなら、それは行くしかないっ!

 ヒラ記者 染原、池田記者の話を聞き、すぐさまクラウチングスタートのポジションを決めました。すちゃっ!

 目指すは西の方向!どこにって!もちろん、その「すごい」ラッシュの製造工場がある本厚木へ!よーーいどんっっ!

 ラッシュは、1994年イギリスで誕生したハンドコスメブランド。野菜や果物など自然素材を使ったボディケア商品やソープ、入浴剤などが特徴です。特徴的な店構え、女子を幸せにしてくれるあの香り、使ったことはなくても、女子なら一度は見聞きしたことがあるはず。日本では第1号店が1999年に登場し、現在は日本全国に146店舗展開しています。

 ヒラ記者も、この香りに包まれ、お風呂に入ると「幸せー。ぶくぶくぶく(うとうとして、沈んでしまっています)」な感じになりますー。

色とりどりの製品が所狭しと並んでいるラッシュ店舗は、見ているだけで女子力がアップした気がします。気がするだけですかね。 待ち合わせは本厚木。広報の宮腰さんが「あ、迎えにきているので」と言います。「あれ、ここからまさか車の距離ですか?」「そうですよ」。なるほど、こんな栄えている駅前のどこにあるのかと思ったら。「ですよねー。車ですよねー」と、妙に納得。

 駅を出てみると「こちらへどうぞー」の声。がばっ(首を思い切り捻転させました)!!振り返ってみるとラッシュの製品から生まれてきたんじゃないかと思うほど、優しい雰囲気をまとった細野さん(男性)と山口さん(女性)。早速車に乗り込み、工場へ向かいました。

本厚木まで迎えに来てくれた細野さん(手前)と山口さん。ずっと笑顔。
ラッシュの社員さんたちは、このようなバスで駅から工場へ向かうそうです。フロントのオラウータンさんが可愛いですー ラッシュの工場は総面積約4780平方メートル、約400名の方が働いているそうです。そのうち、製品を実際に作る方は200名。出荷量は、月に約100万アイテム。年間約80トンほどの野菜や果物などを使うというのだから、ヒラ記者、食べても食べても食べきれません…。

このさびた感じもお洒落に見えるから、ラッシュのチカラはすごいですっ
案外ビルの外観は普通です(もっと派手な感じを想像してました)。右に見える花壇では野菜が作られていました 社会科見学状態で、早速工場内へ。まず目に付いたのは、店頭でもおなじみ「ラッシュ文字」。「この文字を書けるのは社内で3人ほどです」(広報の宮腰さん)。ドン・キホーテの文字と同じで、この文字を見ると「あ、ラッシュ!」と分かりますよねー。

こんなトイレなら、10分に1回通いたいですー鏡にも、ばしーっとラッシュ文字。こんな文字で「KEEP CLEAN!」と書かれたら、「はいっ!」ってよい子になっちゃいます
ひ、ひしょちっっ!?
あ、普通の会議室でした。すべての部屋の名前が、ラッシュの製品名になっているそうで、以前ラッシュにあった入浴剤の名前にちなんで「避暑地」というお部屋なのでした 早速、製造ラインを見せていただくことに。ラッシュでは、製造現場を「キッチン」と呼んでいます。「野菜や果物の材料だけでなく、包丁、鍋、ミキサー、ジューサーなど、利用する機具も含めて、文字通りキッチンなんです」(宮腰さん)。なるほどー。

 そのキッチンで出迎えてくれたのは、これまた料理が大好きそうな、ケンジさん。ラッシュでは、お互いのことを「ラッシュネーム」という特別な名前で呼ぶそうで、「ケンジさん=研治太郎さん」などと思っていたら、違いましたっ!

 さぞかし料理が好きなんでしょうね、とお尋ねしたら、「いえ、料理はからっきしダメです」と一刀両断されてしまいました。

お決まりの戦闘服で、いざキッチンへ!髪が寄っていますが、気にしないですっ!
もはや誰が誰だか分かりませんが、右がヒラ記者です!「こんにちはー!!」と激しく頭を垂れたら、なぜか写真もぶれました! 今回紹介してもらうのは、ラッシュでもとても人気があるというフェイスパック『華麗なる饗宴』です。

 材料として使うのは、こちらっ!

うー、そのまま食べてもいいですか。特にパクチー。
「これからカレーでも作るのですか?」「いいえ、違いますよ
「ライムジュース、飲んでもいいですか?」「ダメですよ」ヒラ記者「ぬーーーっっ!!これは、見るからに、お料理の材料ーーっっ!」

ケンジさん「そうです、ラッシュは自然素材を使って製品作りをすることで知られているとおり、このように食べられる食材などをふんだんに使うのです」

ヒラ記者「食べていいですか?」

ケンジさん「ダメデス。では、作りますね」

 ラッシュ製品は、色素を使う場合は、シャンプーなどの洗い流す製品にのみと決まっており、流さずに浸透させるスキンケア製品などには使わないそうです。

 今回は、取材ということで、いつもは大きな電動ミキサーなどを使って大量に作るところ、今回は製品にしておおよそ40個分を作ってもらうことに。

まずは、卵を1つ1つ割って、白身の部分を取り出します。「肌に付けるものなので、殻が入っては大変なので、最初にして最も緊張する過程でもありますね
パセリやパクチーは葉っぱを1つ1つ取り、生姜もある程度細かく。「あ、パクチーのニオイがしますー。食べていいですか?」「だめです
そして、最後にフェンネル!日本名では、ういきょう。一番下の白い部分を使います
細かく刻んだ野菜を洗い、ガーゼで水を切ります
あとは、すべての調味料(?)と一緒に混ぜるだけ!「おー、まざってますーっっ!!!!」
粉類を入れると一気にタネは重く!「ここからは力作業ですっっ」と、ケンジさんの息も荒くなり始めました
「普段は、これくらい大きなミキサーでやります!」のポーズ。こんなポーズさせちゃってごめんなさい。
最後は、このようなおなじみラッシュのパッケージに入れます。ケンジさん「ヒラ記者さん、これだけで感動してもらっては困ります」

ヒラ記者「どういうことですか?」

ケンジさん「実は、この卵にもこだわりがあるんですよ」

ヒラ記者「こだわりっっ!ケンジさんが鶏を育てている、とかでしょうか」

ケンジさん「近いです!ラッシュが契約しているこだわりの養鶏場から届いているものなんです。よかったら、見学に行ってみませんか?」

ヒラ記者「行きたいです!ヒラ記者、小学校のころは飼育係でしたので、動物関係はウェルカムですし、高校は陸上部でしたので、鶏と走り回ったりもできます!」

 ということで、こだわりの養鶏場へ連れて行っていただくことになりました。

手前に見える大量の卵。次回は、この卵に焦点を当てますっっ!!待ってろ、コケコッコー! 次回は「鶏小屋で起きた奇跡〜ヒラ記者とコケコッコーの思い出」をお届けします!

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自然派コスメ「LUSH」の“キッチン”に潜入!

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